(注)今回の記事は、Twitterで起こっていることをまとめた記事ですが、筆者の思い違い、解釈違いをしている場合があるので、今回の問題が気になった方は、是非実際に調べてみてください。
トレーディングカードを扱うフリマアプリ「magi」にてmagi公式アカウントから出品されていた遊戯王カード「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」シークレットレアバージョン 通称シクブル
magiでの相場220万円の商品が偽物の可能性がある。という驚きの情報が発信されました。
もくじ
・今回騒動となった商品
magi公式が出品
PSA7 シクブル 青眼の白龍 初期シークレットを出品致しました! pic.twitter.com/dWsax1KHoz
— magi公式<遊戯王コレクション>/買取窓口 (@magi_YuGiOh) September 9, 2020
PSA7 (PSA鑑定 10段階の評価の内7(グレード7)を表す)
NM(ニアミント) わずかな傷、擦れ、汚れがある状態
商品の説明
「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」 シークレットレア
1999年に開催されたジャンプフェスタ2000 にて配布されたプロモカード
1000枚限定配布
PSA鑑定
PSA鑑定には、保証制度が存在します。
(要約)
1.当該カードがPSA鑑定基準に基づき、与えられたグレードに値しない場合、PSAは、現在の市場価値で出品者から買い取ること。
(PSAが基準に乗っ取り鑑定したカードの価値は、PSAが保証します。)
2.当該カードのグレードが低下した場合、低下したグレードの分の差額を返金すること
(前回の鑑定でグレードを保証できていなかったので、下がった分の差額と該当カードを返金・返却する)
(説明はあくまで要約(筆者が考え違いをしている場合もある)なので、詳しくは、下記リンクからPSAのホームページで確認してください。)
該当カードの場合、偽物つまり、「グレードに値しない(グレード以前の問題)」ので保証制度の1が適用されるのではないでしょうか?
以下magi公式からの該当ツイートです。
【重要】
当社が出品していた青眼の白龍(シクブル)PSA7に関しまして、Twitter上でも騒がれていることを受け、改めて外部機関にも協力を仰ぎ厳重な鑑定を行った結果、偽物である可能性が判明しました。また、参考までに本物のシクブルを並べた比較画像を資料として掲載させていただきます。(続く) pic.twitter.com/OgvsVUm0Mb— magi公式<遊戯王コレクション>/買取窓口 (@magi_YuGiOh) September 10, 2020
発生の経緯
1.あるTwitterユーザーがmagiから告知された商品が偽物なのではないかと疑問を抱きTwitterに投稿を行い、それが拡散される。
2.magi公式は、該当商品が偽物ということを否定。 しかし外部機関による厳重な鑑定を行ったところ、偽物の可能性が見つかる。
3.magi公式は、該当の商品の出品を中止し、調査を進めるという方針です。
批判と問題点
1.magi公式は、該当商品が偽物だと拡散する人に法的措置を検討すると返答しました。
このような発言は誠に遺憾です。法的対応を検討させていただきます。 https://t.co/pZQj3AbLnf
— magi公式<遊戯王コレクション>/買取窓口 (@magi_YuGiOh) September 9, 2020
magi公式による調査の結果、該当商品は、偽物の可能性が見つかりました。この発表に対してTwitterでは、magi公式は謝罪すべきだと批判されています。
magi公式の謝罪
また本件に関わり不快な思いをした皆様、いち早く偽物であるという判断をされた方に対して弊社の強硬な対応が一部ございましたことを謝罪申し上げます。その方々に外部からの批判などをすることは出来れば避けていただきたく存じます。
— magi公式<遊戯王コレクション>/買取窓口 (@magi_YuGiOh) September 10, 2020
2.鑑定の信頼性に大きな影響を与える。
ここは筆者の個人的な意見です。
仮に、PSA鑑定も騙すような、精巧な偽物だったのなら、カードの価値を支える鑑定という柱が崩れ、鑑定に対する信頼性は大きく下がるでしょう。結果、購買意欲の低下や相場の下落、鑑定を利用する人の減少などが考えられます。
皆さんは、お金を払って鑑定をしてもらったのに、「鑑定した商品が偽物の可能性が捨てきれない」と言われたら、次回、鑑定を利用したいと思いますか? 筆者は利用したくないすし、鑑定済みでも購入を保留します。
3.真贋の鑑定サービスを提供しているmagiで今回の事態が起きた点。
magiでは、あんしん取引サービスという、カードの真贋を行うサービスを提供していました。
PSA鑑定を信頼していたのかもしれませんが、
真贋サービスを提供している側が本物だと断定できないのは、今後の信用やサービスの継続にかかわると思われます。
まとめ
220万円もするカードに偽物の可能性が見つかるなんて思ってもみませんでした。
そもそも本当にPSA鑑定済みの商品だったのか? 本当に偽物だったのか?
今後の調査結果で明らかになることを願います。
次回は、今回の記事でも紹介したPSA鑑定を詳細に解説した記事を投稿するつもりです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。